2017年6月27日(火)
5:30am クルーズ6日目。
普段なら考えられない時間に起きる。
普段の俺と、クルーズに来ている時の俺は、まるで全く別人のようだ。
ま、一服するか?! それにしても今日は良い天気だ。
熱いコーヒーを飲みながら、ひと時穏やかな海を望む。
この辺りもフィヨルドの一部なのだろうか。
入り組んだ海はとても静かで穏やかだ。
小さな島が幾つもある。
数年前に行ったストックホルム/ヘルシンキを思い出す?!
油田の基地だろうか? 海に浮かぶ大きな建物が見える。
良いね、石油が採れて。
しばらく進むと小洒落た家が幾つも丘に立っている。
中でも一番海沿いに、一際大きな邸が見える。
海に面した場所にはボート小屋のようなもの。いいね~?!
橋が見えてきた。
もしかしてあの橋の下を潜るのか?!
でも、本当に通れるの?!
朝食はビュッフェレストランで
8:00am 今日もビュッフェレストランのリドで朝メシにする。
そしてメニューは、お粥(CONGEE )。
担当クルーは何も聞かず、お粥をよそってくれた。
かあちゃんのサイドメニューはもちろん Smoked Salmon。
俺のサイドメニューは昨日お休みした オリジナル・オムレツ。
朝メシのあとは一服するため、シービューバー(Sea View Bar)へ向う。
ザイデルダムは、既に ベルゲン(Bergen)の港に接岸していた。
それにしても今日は良い天気だ!!
後に知ったことだが、ここベルゲンは平均して1年の3分の2は雨が降る地域らしい?!
ノルウェー第2の都市ベルゲンへ
9:15am 今回のクルーズ、ノルウェー最後の寄港地 ベルゲンに上陸する。
ここは人口約27万の人が住む、ノルウェー第2の都市(1位はオスロ)。
知らなかった?!
船を降り街に向おうとすると.. え、雨..?
見上げるとクルーが窓のお掃除中だった (^^;
今日もエクスカーションは申し込まず、自力観光。
街の中心部に向って歩いていると、ホップ・オン・ホップ・オフバス(HOP-ON HOP-OFF)のバス停があった。これで、街を1周するのも悪くない?!
因みに料金は、275NOK(約4,318/人)。どの国もほぼ同じような金額設定のようだ。
変った形をした船が多く停泊している。
どうやら捕鯨船のようだ。
ここ、ノルウェーは日本同様、捕鯨国。
国際社会の多くは捕鯨に反対し、日本も某団体から妨害を受けている。難しい問題だが、個人的意見として、何か食文化を否定されているような?!
ベルゲンの世界遺産ブリッゲン(World Cultural Heritage, Bryggen)
ザイデルダムが停泊する埠頭から歩くこと約15分。
ユネスコの世界文化遺産に登録されている ブリッケン(Bryggen)に到着した。
木造建築が立ち並ぶここは、13~16世紀、ドイツのハンザ商人達が自宅や事務所として建てた歴史ある物らしい。
裏通りに向ってみる。
幾度も修復された様だが、さすがに老朽化は避けられないのか、外壁に ” つっかえ棒(?) ” が、施された建物も。
また建物との間にある路地は、趣きがあるなんてもんじゃない?!
まるで映画(アニメ?)の世界に紛れ込んだような雰囲気だ?!
路地の一角に黒ニャン発見!
世界ネコ歩きじゃないが、路地にはネコがよく似あう (^^;
中庭(?)に大きなタラのモニュメントが。
完全に干からびてるが、干タラだから良いのか?!
更に路地の奥に進むと、2階に上がる階段があったので、上ってみる。
板張りの廊下(通路)は、今にも抜け落ちそうな気がしたので、それ以上は行かなかった。
またいくら世界文化遺産とは言え、今もここに住んでいる人もいるはずだ。
観光客として、見学する時でも、住人に迷惑がかからないようにし、必要最低限のマナーは守るべきだろう。
ベルゲンの人気スポット・魚市場へ
ブリッケン地区を観た後は次の目的へ向う。
港周辺を歩いていると蒸気機関車を模した観光自動車が停まっている。
案内板にはなんと 日本語表記!!
ここベルゲンは、日本人にもとても人気のある観光地だと言うことを後に知った.. (^^;
次の目的地に向う途中なのだが、ちょっと用を足したくなった。
割と緊急性が高いぞ!
港に面したレストランが入る建物に行ってみたが、清掃中なので NG!!
近くにあった観光案内所にトイレを発見!!
有料だがこの際仕方ない。
支払いはクレジットカードのみで利用料は、10NOK。
ただトイレ内は青い照明.. 何か変じゃねぇ?!
観光案内所の横は市場になっている。
新鮮な魚や野菜、果物などたくさんのお店があり、その場で食べられるよう調理してくれる店もある。
ある店を覗いていると、『 Chinese? 』と声を掛けられた。
『 No Japanese. 』 と答えるとその女性は、日本語で話しかけてきた。
台湾出身とのこと!!
その後、変った形の桃を発見した?! 平べったい桃って、珍しいよね?!
ベルゲンを一望、フロイエン山へ
緊急事態を無事回避し、魚市場を巡った後、次の目的地 フロイエン山 に登る。
ただ登ると言っても山頂まではケーブルカーに乗る。
で、市場に行く前はそれほど混んでいなかったが、市場から戻るとケーブルカーに載るための大行列ができていた!緊急事態だったとは言え、ここは朝1番がお勧め!!
チケットを買うにもかなり時間を要したが、更にケーブルカーに乗るにもかなり時間を要した。
乗車を待っている間、隣にいたテキサスから来たと言うご夫婦としばらく雑談。
どうやら同じザイデルダムに乗船されているようだ。
ホームに向う前には、乗車の方法をアニメで説明している。
意外にコミカルなアニメだが、言葉で説明するよりは、遥かに解り易いかも (^^;
ようやくケーブルカーに乗車、約6分で山頂駅に到着した。
フロイエン山の標高は320m。
それほど高い山ではないが、その眺めは素晴らしく、ベルゲンの街を一望する事ができる?!
ここから ザイデルダムの姿も見える。
山頂には、CAFE & RESTAURANT がある。
眺めの良いテラス席では、ビールやコーヒーを飲んで、寛いでいる観光客がたくさんいた!!
各都市への距離/方向を示す標識が。
因みにここから東京は8576km、北京 : 7254km、モスクワ : 1956km、 ニューヨーク : 5623km。
やはりここ北欧から1番遠いのは東京(日本)なんだね~?!
でも何か感慨深い?!
フロイエン山からの眺望をたっぷり堪能し、再びケーブルカーに乗り下山する。
13世紀の政治の中枢機関ベルゲンフス城
魚市場近くにあるマクドナルド。
先日スタヴァンゲルにあった Berger King 同様、とても趣きのある建物だ。
マックの隣にあるコンビニに入る。
数年前から旅行先で形の良いペットボトル(水)を集めるのがひとつの楽しみだ?!
魚市場前の通りを挟んだ向かいにあるのは、ハンザ博物館。
1704年に建てられた木造でとても趣きのある建物で、ここはハンザ商人の暮らしを再現した博物館らしい。
船に戻る為、再びブリッケンにやってきた。
朝と比較にならないほど多くの観光客がいる。日本からの団体さんもいるし!!
朝スルーした ベルゲンフス城 を観てから船に戻る。
13世紀に建てられたこの城は、当時政治の中枢機関だったようだ。
石門を潜りすぐ左にあるのはローセンクランツの塔。
ここも何故か修繕中?!
更に奥の門を潜ると、この街を拓いたホーエン王の館がある。
内部は大きなホールになっているようだ?!
裏手のトンネルを潜ると、ザイデルダムが停泊する埠頭は目の前だった。
船に戻ってアジアンランチ
1:45pm ベルゲンの街を散策し終え、荷物を置きに一旦自室に戻った後は、リドでランチ!!
学習能力に乏しい(?)我が家は今日も同じメニューにする。
俺は、アジアンコーナーの 肉と野菜の炒め物。
ただ、今日の ごはん は、ほぼ普通に炊いたような感じだ。
かあちゃんもいつも通りの巻き寿司 とフルーツ, ハムの小皿 をチョイス。
オリジナル・サラダ は2人でシェア!!
ホーランドアメリカに乗ってから、このアジアンコーナーが大のお気に入り!!
また昼からデザートはたっぷり頂く。
かあちゃんは、ピスタチオのクリームが載ったシュークリームとモカのカップケーキ。
俺はモカのカップケーキとイチゴとキウイが載ったタルト。
いずれも甘すぎず、本当に美味いデザートだ!!
食後はいつも通り、GREENHOUSE SPA へ。
すっかりこのパターンが、定着した。
午前中は寄港地を散策し、船に戻ってランチして、その後はスパ!!
今日も Thermal Suite で、1時間近く爆睡。
サウナに入ってもうすっきり (^^v
スパの後、俺はまず一服。
その後、かあちゃんとは リドで待合せ。
スパの後は、クールダウンのためデザートタイム。
アイスクリーム・コーナーに行くと担当のあの明るくとても親切な女性クルー。
かあちゃんは、バニラ と ストロベリー、俺は バニラ のダブル。
ストロベリー と チョコレート を掛けていただく。美味!!
時刻は、6:40pm。
ビュッフェレストランのリドでは既に夕飯が始まっている。
メニューを見ると、スカンピやサーモン, エビ, ニシンなどなど..。
今宵、リドは Northern Baltic Seafood のようだ?!
夕食前だが、我慢できず、軽~く(?)いただいた。
でも、こんなメニューだったらリドでの夕飯も中々良いかも (^^;
7:00pm。
ガイドクルーが明日の寄港地 ラーウィック(Lerwick)を紹介するプレゼン( What to See and Do in Lerwich )に参加するため、デッキ2のクイーンズ ラウンジ(Queen’s Lounge)へ向うと、始まる直前だったので、ラウンジは超満員。
ディナーは有料イタリアンレストランのカナレット
8:00pm 今宵は有料イタリアンレストランのカナレット (Canaletto)で夕飯をいただく。
ホーランドアメリカでのクルーズ は3度目だが、カナレット は必ず来るレストランになった。
ディズニークルーズのイタリアン・レストラン、パロ(PALO)も毎回行ってたけどね (^^;
まずは、アミューズ。
前回同様バゲットの上にマリネした野菜が載っている。
トマトが載っていた時もあったが、今回はビーツとパプリカ。これなら問題ない。
さらにパンとともにサーブされる、オリーブオイル & バルサミコ酢。
さぁ、次は前菜だ!!
かあちゃんの前菜は、Canaletto Salad。
バルサミコ酢のドレッシングがとても美味かったようだが、苦手なブルーチーズが入っていたようだ。
俺の前菜は過去2回食べた、Beef Carpaccio。
また同じ料理か.. と思われたかもしれないが、1年に何度も食べられる訳じゃないのだから、たとえ同じメニューであっても喰わなくては (^^;
今宵のパスタは、Spaghetti Alle Vongole Veraci E Gamberi。
本当は、Spagheti Pomodoro をオーダーしていたのだが、どうやら間違えられたようだ。
だが、このパスタ、すっげー美味い!!
トマトソースが大好きな俺だが、これは絶品?!
メインは夫婦共に、Branzino Al Ferri( スズキのグリル )。
味は決して悪くないが、ちょっとメニューの改変しても良いんじゃないかな?!
かあちゃんのデザートは、Gelato。
4種類のフレーバー( ストロベリー/バニラ/ピスタチオ/チョコ )があるが、全種類をチョイス!! (^^;
俺は、Torte Caprese Al Limone。
カナレットでは初めて食べるデザートだ?!
ディナーの最中、他のテーブルで食事をしているゲストが、何か特別な記念日だったのか、女性クルー2人が唄を披露した。
1人は数日前に リドで知り合ったMagdalena、もう1人は、Magdalena にとてもよく似たリドのクルー。
何と彼女たち、双子だった!!
Magdalena は知り合ってから、俺の顔を見ると必ず 『 Hi Txxxx. 』 と声を掛けてくる。
ところが数日前、すれ違っても何も言わなかった事があった。
が、これでようやく理解した!!
声を掛けてこなかったのは、もう1人の方だったと言う訳だ。
後日2人が揃っているところに出くわした。
良~く見ると、左右対称だが同じ髪型をしていた。もう1人の彼女の名前は、Helrina。
双子の姉妹が同じ職場で働いているとは、中々あることじゃないよね (^^;
カナレットでのディナーから自室に戻ると、いつものように NAVIGATOR とTowel Art が。
Rizal さん、今夜の Towel Art、これは 象 だよね? (^^;
時刻は、10:00pm。
夏の北欧は本当に日が沈むのが遅い。不思議な感じだ!!
クルーズも前半(ノルウェー)が終了。
明日からはスコットランドだ。
また今夜は北海を横断する。
数日前のように海が荒れなければ良いが。
では、また明日 (^^v
to be continued 8th day
Lerwick, Scotland